4K以降の超高画質技術の戦略 ⑤鏡戦略の提案
◆鏡にすると宣言した企業が鏡市場で高いシェアを取れる
液晶技術は予言の自己成就の性質がある。
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「鏡のような超高画質」を予言の内容とすることで液晶は鏡になる(液晶を2重する?)
予言することは画質の素人理論において転覆不可能なブランディングが可能になり高いシェアが取れる
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◆液晶パネルのシェア逆転を韓国企業のライバルに提案することで「液晶社会現象」の価値を活用する
ソニーがグローバルに鏡ビジョンを広告して「鏡カメラ」「鏡放送」「鏡エンジン」「鏡テレビ」をブランディングしてサムスンにテレビ事業で逆転する。シャープは液晶を鏡にする技術を提供する。生産を中国の国家資本主義かホンハイに任せて、液晶パネル生産で韓国企業を逆転する。
・宣言する企業:ソニー、アップル 鏡テレビ・鏡エンジン・鏡カメラ・鏡放送
・液晶を鏡にする:シャープ
・低コスト生産してシェア逆転:中国の国家資本主義、台湾のホンハイ
このようにして液晶社会現象を動かすことで、液晶社会現象の価値を引き出す
◆断片化こそがソニーの優位性になる
鏡放送は当然始まらず、インターネットの配信インフラも限られ、鏡カメラも非常に高価で普及しないが、それこそがソニーの優位性になる。なぜなら、それらを世界で唯一、1社で一貫してすべて用意できるのはソニーだけだからだ。
その優位性も活かしてビジョンの宣言によって集まった外部技術を優先的に取り込み世界全体で鏡ビジョンのイノベーションの水平分業を巻き起こしフル回転させて予言の自己成就的にイノベーションを達成できる。
◆鏡テレビのブランドは転覆不可能なブランドになる
鏡ビジョンはただの超高画質技術ではなく、概念の発明なので、それに追随することはフォロワーに成り下がることを意味する。したがって、同じ競争軸に乗っている以上はいくら他社が超高画質であろうとも、ソニーより超高画質であってもブランドで負ける。
◆3つのビジョンの連動